タブレット学習の教材は年々増えていて、「結局どれを選べばいいの?」と迷っているご家庭は本当に多いです。料金もサービスもバラバラで、広告を見ているうちに決められなくなりますよね。
ゆきのと申します。塾講師時代から保護者のご相談に乗ってきた経験をもとに、代表的なタブレット学習を目的別に整理してみます。

タブレット学習の主要サービスを比較
スマイルゼミ(ジャストシステム)
専用タブレットで完結する代表的なサービスです。教科書準拠でバランスのよい難易度、学習管理アプリの使いやすさが支持されています。小学生から中学生までコースが揃っており、学年が上がっても乗り換えずに継続できるのが強みです。
進研ゼミ「チャレンジタッチ」(ベネッセ)
ベネッセのタブレット版で、赤ペン先生の添削やキャラクター性の高い教材が魅力です。低学年のお子さんが飽きずに続けやすい設計で、付録や努力賞ポイントなど「楽しく続ける仕掛け」が豊富に詰まっています。
Z会タブレットコース
思考力問題と応用問題が多めで、難関校志望のご家庭から選ばれやすい教材です。手持ちのiPadなどを使うコースもあり、すでに端末がある家庭には初期費用面でも有利になります。
スタディサプリ(リクルート)
月額2,000円台で神授業が見放題という圧倒的なコスパが魅力です。タブレットを使った映像授業型で、中学生・高校生のご家庭から特に人気が高い教材になります。
代表的なサービスの立ち位置
- スマイルゼミ:バランス型
- チャレンジタッチ:楽しさ重視型
- Z会:思考力・応用型
- スタディサプリ:コスパ映像型
目的別に見るおすすめの選び方
学校の成績を安定させたい
進研ゼミ「チャレンジタッチ」かスマイルゼミが有力です。どちらも教科書準拠の構成で、学校のテスト対策にそのまま直結します。お子さんが楽しく続けられる仕掛けが欲しいならチャレンジタッチ、シンプルに使いやすいタブレットが欲しいならスマイルゼミが合います。
中学受験を視野に入れている
Z会のタブレットコースか、紙中心のZ会中学受験コースが向いています。思考力問題への慣れが中学受験突破には必要で、スマイルゼミや進研ゼミでは物足りないケースが多いです。
できるだけ費用を抑えたい
スタディサプリがおすすめです。月2,000円台で全学年・全教科の授業が見放題という破格のコスパで、高校受験や大学受験の基礎固めにも使えるのが強みになります。

学年別に見る向いているタブレット学習
小学校低学年(1〜2年生)
楽しさと続けやすさが最優先です。進研ゼミ「チャレンジタッチ」が定番で、キャラクター教材と短時間学習の仕掛けが低学年のお子さんにフィットします。
小学校中学年(3〜4年生)
基礎学力の差が広がる時期なので、自分のレベルに合ったタブレットを選びたい時期です。スマイルゼミが万能型としておすすめで、難関校を目指すならZ会タブレットへの切り替えも視野に入ります。
小学校高学年・中学生
教材の質と問題の難易度が結果を左右する時期です。Z会・スマイルゼミ・スタディサプリの3択から、志望校と学習スタイルに合わせて選ぶのがベストな判断になります。
料金で比較!月額と初期費用の目安
料金の目安(小学生・中学生コース)
- 進研ゼミ「チャレンジタッチ」:月3,000円〜/タブレットは条件付無料
- スマイルゼミ:月3,000円〜/タブレット約1万円
- Z会タブレット:月4,000円〜/手持ち端末使用可
- スタディサプリ:月2,000円〜/手持ち端末使用可
料金だけ見るとスタディサプリが圧勝ですが、添削サービスや専用タブレットの有無で内容は大きく変わります。価格=価値ではない点には注意しましょう。
タブレット学習で失敗しないコツ
「お子さんに触らせてから決める」
どのサービスも資料請求や無料体験で実機を触れる機会が用意されています。お子さんのタイプと教材の相性は、触らないとわからない部分が多いので、申込前に必ず体験してみてください。
「親のサポート時間を前提に選ぶ」
どんなタブレット学習も、保護者のちょっとした声かけで継続率が倍近く変わります。共働きで時間が取れないご家庭は、自動採点・進捗管理アプリが充実しているスマイルゼミやチャレンジタッチが安心です。
注意点
タブレット学習は紙に書く量が減りがちです。漢字や計算は別途、ノートに書く時間を確保しましょう。手を動かす練習が不足すると、本番のテストで思うように書けないケースがあります。

よくある失敗パターンと回避策
パターン1:CMや広告だけで決めてしまう
テレビCMが印象的だからという理由だけで契約してしまい、お子さんのタイプに合わなかったというケースは本当に多いです。タブレット学習はお子さんとの相性が成果を左右するため、必ず無料体験か資料請求で実機を触らせてから決めましょう。3社ほど比較して触らせると、お子さん自身が選ぶほうを明確に言えることが多いです。
パターン2:目的を決めずに契約してしまう
「なんとなく勉強させたい」で契約すると、半年後に「結局何のためだったんだっけ?」となりがちです。学校の成績安定、中学受験対策、苦手補強、先取り学習など、契約前に叶えたいゴールを1つ決めておくと、選ぶサービスも変わってきます。
パターン3:安さだけで選んで後悔
「スタディサプリが月2,000円台だから」と選んだものの、小学校低学年のお子さんには映像授業が難しすぎて続かなかったというケースがあります。安さ=お得ではなく、学年・目的に合っているかが最優先。料金は選ぶ基準の一つでしかありません。
パターン4:タブレット代を見落として総額が高くなる
月額料金だけを見て契約したら、タブレット代で1万円以上の初期費用がかかったというのはよくある落とし穴です。契約前に初期費用・月額・違約金・タブレット代を合計した「1年間総額」で比較しましょう。
選び方チェックリスト(保存版)
契約前にチェックしたい10項目
- 目的(成績安定・受験・先取り・苦手補強)を1つに絞れているか
- お子さんの学年と教材レベルが合っているか
- 無料体験・資料請求で実機を触ったか
- タブレット代込みの1年総額を計算したか
- 違約金・解約条件を確認したか
- 保護者管理機能でタブレット時間を制限できるか
- 自動採点・進捗管理アプリの使いやすさを確認したか
- 書く練習を別途確保できるか(紙ノートとの併用)
- お子さんが自分から「これ使いたい」と言ったか
- 兄弟で使い分ける必要はないか
10項目のうち7つ以上「はい」になれば、そのタブレット学習はご家庭に合う可能性が高いです。特に「実機を触った」と「お子さんが自分から言った」の2つは必須。これを省略すると契約後のミスマッチが格段に増えます。
実際のご家庭の体験談
ケース1:小2男児・チャレンジタッチで勉強嫌いを克服
「勉強が大嫌い」という小2男子に、チャレンジタッチを導入したご家庭。キャラクターと効果音に夢中になり、1日10分でも毎日タブレットを開く習慣が2週間で定着。半年後には国語・算数とも学校のテストが安定して80点以上を取れるようになりました。
ケース2:小5女児・Z会タブレットで難関中に挑戦
公立小で成績上位の女の子。スマイルゼミでは物足りず、5年生からZ会タブレットコースに切り替えたケースです。思考力問題への慣れが6年生の模試で効いてきて、志望校のA判定を安定して獲得できました。タブレットでも応用力が身につくことを実感した例です。
ケース3:中1男子・スタディサプリで英語の遅れを挽回
中1で英語に遅れを感じていた男の子。スタディサプリの神授業を朝晩15分ずつ視聴する習慣を3ヶ月続け、2学期の定期テストで英語が40点→75点に上昇。安さだけでなく、映像授業の質の高さを実感した例です。

よくある質問(Q&A)
Q1. タブレット学習だけで学校の勉強は足りますか?
A. 教科書準拠のタブレット学習(スマイルゼミ・チャレンジタッチ)なら、学校の勉強については概ね足ります。さらに伸ばしたい場合は、Z会や市販の問題集を併用する方法があります。学校の宿題をこなす時間も確保したうえで、タブレット学習を上乗せ教材として位置付けるのが現実的です。
Q2. 複数のタブレット学習を併用してもいいですか?
A. 併用自体は可能ですが、続かないリスクが高まります。1つに絞って集中する方が成果は出やすいです。どうしても併用したい場合は、メインは教科書準拠・サブは映像授業のように役割分担を明確にするのがコツです。
Q3. タブレットの使いすぎが心配です。対策は?
A. 学習時間のタイマー設定や、タブレットを学習以外で使わせないルールが有効です。ほとんどのサービスで保護者管理機能が用意されています。1日30〜60分の上限を設定したうえで、学習後はタブレットを保護者が預かる運用にすると使いすぎを防げます。
Q4. 途中で別のタブレット学習に乗り換えられますか?
A. 乗り換え可能ですが、タブレット端末代や違約金が発生する場合があるので、契約条件は事前に確認しておきましょう。スマイルゼミは12ヶ月未満の解約だとタブレット代金の請求があります。Z会・スタディサプリは基本的に違約金なしで解約可能です。
Q5. タブレット学習を嫌がるようになったらどうすれば?
A. まず原因を探ります。難易度が合っていない、飽きた、他のアプリを使いたい、等の理由があります。無理に続けさせると勉強嫌いになるリスクがあるので、1〜2週間休ませて様子を見るか、別のサービスに切り替える判断も必要です。
Q6. タブレット学習は何学年まで使えますか?
A. 小学生〜中学生が中心で、スタディサプリは高校生・大学受験まで対応しています。スマイルゼミ・チャレンジタッチは中学3年生までコースが揃っています。高校受験対策までワンストップで済ませたい場合は、中学生コースの内容も事前に確認しておきましょう。
Q7. 紙のドリルは併用すべきですか?
A. 併用を強くおすすめします。漢字・計算・記述問題は紙ノートで練習しないと定着しにくいからです。タブレット学習は基礎〜応用の理解、紙ノートは書く力と記述力、と役割分担すると効率よく学力が伸ばせます。
まとめ:目的別で選ぶのが失敗しないコツ
目的別のおすすめ
- 学校の成績安定 → チャレンジタッチ/スマイルゼミ
- 中学受験・応用力 → Z会タブレット
- コスパ最重視 → スタディサプリ
- 低学年の習慣づけ → チャレンジタッチ
タブレット学習は「目的に合わない教材を選ぶと続かない」という特性があります。お子さんの性格と学習目的、この2つを軸に選んでみてくださいね。
参考:スマイルゼミ公式
参考:進研ゼミ小学講座公式
参考:Z会公式


