「Scratch(スクラッチ)って聞いたことはあるけど、どうやって始めるの?」「本当に無料で使えるの?」。プログラミング教育が広まるなかで、Scratchに興味を持ちつつも最初の一歩が踏み出せない保護者の方は多いのではないでしょうか。
この記事では、Scratchの基本から具体的な始め方、子供が楽しく続けるためのコツまでを丁寧に解説します。パソコンが苦手な保護者の方でもわかるように、手順をひとつずつお伝えしていきます。
結論として、Scratchは完全無料で、アカウント登録なしでも今すぐ始められます。特別な準備は不要なので、この記事を読みながら親子で一緒に触ってみてください。

🐹 ナビ助のおすすめ!
Scratchとは?基本情報を押さえよう
Scratchの概要
Scratchは、MIT(マサチューセッツ工科大学)メディアラボが開発した、子供向けの無料プログラミング学習ツールです。対象年齢は8〜16歳で、世界中の子供たちに利用されています。
ブロック型のビジュアルプログラミングが最大の特徴で、色分けされたブロックを画面上でつなげるだけでプログラムを組むことができます。テキスト入力は不要なので、キーボードが苦手なお子さんでも直感的に使えます。画面を見ながら手順を追いたいときは、小学生向けのScratch入門書が1冊あると進めやすくなります。
Scratchでできること
- ゲーム制作:シューティング、クイズ、迷路ゲームなど
- アニメーション:キャラクターを動かして物語を作る
- 音楽:リズムに合わせて音を鳴らすプログラム
- インタラクティブアート:マウスの動きに反応する絵画作品
ScratchJrとの違い
5〜7歳向けの「ScratchJr(スクラッチジュニア)」というアプリも用意されています。ScratchJrは文字が読めなくてもアイコン操作だけで使えるので、幼児の初めてのプログラミング体験に向いています。お子さんが8歳未満なら、まずScratchJrから始めるのがおすすめです。ScratchJrはタブレット用のアプリなので、家に端末がない場合は用意が必要になります。
Scratchは完全無料で利用できます。広告の表示もなく、子供が安心して使える設計になっています。
Scratchを始めるのに必要な準備
必要な機器
Scratchを使うために必要なものは、以下のとおりです。
- パソコンまたはタブレット:Windows、Mac、Chromebookのいずれでも利用可能
- インターネット環境:ブラウザからアクセスするためネット接続が必要
- ブラウザ:Chrome、Firefox、Edge、Safariなど主要ブラウザに対応
スマートフォンからでもブラウザでアクセスできますが、画面が小さいためパソコンかタブレットでの利用をおすすめします。
アカウント登録は任意
アカウント登録をしなくてもScratchは利用できます。公式サイトにアクセスして「作る」ボタンを押すだけで、すぐにプログラミングを始められます。
ただし、作った作品を保存したりコミュニティに公開したりしたい場合は、アカウント登録が必要です。16歳未満のお子さんの場合は保護者のメールアドレスで登録しましょう。
Scratchの始め方|3ステップで今すぐスタート
ステップ1:公式サイトにアクセスする
ブラウザで「scratch.mit.edu」と検索するか、URLを直接入力してScratchの公式サイトにアクセスします。サイトは日本語にも対応しているので、安心して使えます。
ステップ2:「作る」ボタンをクリックする
トップページにある「作る」ボタンをクリックすると、プログラミングの編集画面が開きます。画面の見方は以下のとおりです。
- 左側:ブロックパレット:使えるブロック(命令)が並んでいるエリア
- 中央:スクリプトエリア:ブロックを組み立てるエリア
- 右上:ステージ:プログラムが実行される画面
- 右下:スプライトリスト:キャラクター(スプライト)を管理するエリア
ステップ3:ブロックを組み合わせてプログラムを作る
左側のブロックパレットからブロックを選び、中央のスクリプトエリアにドラッグ&ドロップします。ブロック同士をつなげることで、キャラクターに「動く」「話す」「音を鳴らす」などの動作をさせることができます。細かいドラッグ操作が続くので、手の小さいお子さんには小型のマウスのほうが扱いやすいことがあります。
最初は「10歩動かす」「1秒待つ」「次のコスチュームにする」といった簡単なブロックから試してみましょう。

初心者におすすめの最初のプロジェクト
プロジェクト1:猫を歩かせてみよう
Scratchのデフォルトキャラクター「猫」を画面の端から端まで歩かせるプログラムです。「10歩動かす」と「壁に当たったら跳ね返る」のブロックを「ずっと」の中に入れるだけで完成します。
プロジェクト2:クリックしたら音が鳴る
「このスプライトが押されたとき」→「〇の音を鳴らす」のブロックをつなげると、キャラクターをクリックするたびに音が鳴ります。イベント駆動型プログラミングの基本を体験できます。
プロジェクト3:簡単なクイズゲーム
「〇と聞いて待つ」ブロックで質問を出し、「もし答え=〇なら」で正解判定をするクイズゲームです。条件分岐の概念を楽しく学べるので、少し慣れてきたお子さんにおすすめです。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫。「動いた!」「音が鳴った!」という小さな成功体験を積み重ねることが、プログラミング好きへの第一歩です。
🐹 ナビ助のおすすめ!
子供が楽しく続けるための5つのコツ
1. 「教える」より「一緒に楽しむ」
保護者の方が先生役になる必要はありません。お子さんと一緒に「これどうなるんだろう?」と試行錯誤する姿勢が、プログラミング学習では効果的です。
2. 他の人の作品を見て刺激を受ける
Scratchの公式サイトでは、世界中のユーザーが公開した作品を閲覧できます。「こんなゲームを作りたい」という目標が見つかると、学習のモチベーションが一気に上がります。
3. 時間を区切って取り組む
夢中になりすぎて長時間画面を見続けないように、1回30分〜1時間を目安に区切りましょう。「キリのいいところまでやったら休憩」というルールを親子で決めておくとスムーズです。残り時間が目で見えるタイマーを机に置いておくと、声をかけなくても自分で区切りをつけやすくなります。
4. 作品を家族に見せる場を作る
完成した作品を家族に披露する機会を設けると、達成感と自信につながります。「すごいね!」「どうやって作ったの?」という反応が、子供のやる気を大きく左右します。
5. 失敗を責めない
プログラムが思い通りに動かないのは日常茶飯事です。失敗は学びの一部なので、「なんでうまくいかないんだろうね?一緒に考えよう」という声かけを心がけてください。

Scratchの次のステップ
Scratchに慣れたら挑戦したいこと
Scratchでの制作に慣れてきたら、以下のステップアップを検討してみてください。
- より複雑なゲーム制作:変数やクローン機能を使ったゲーム
- Scratchコミュニティへの作品公開:他のユーザーからフィードバックをもらえる
- テキストプログラミングへの移行:PythonやJavaScriptなど
- プログラミング検定への挑戦:ジュニア・プログラミング検定など
プログラミングの学習をさらに深めたい場合は、オンラインのプログラミング教室も選択肢に入ります。送り迎え不要で、自宅から受講できるので共働きのご家庭にも向いています。
子供のプログラミングを何歳から始めるかについては、こちらの記事を参考にしてください。
子供のプログラミングは何歳から始める?年齢別の学び方とスタート時期の目安
よくある疑問Q&A
Q. Scratchは何語に対応している?
Scratchは日本語を含む70以上の言語に対応しています。画面下部の地球儀アイコンから言語を切り替えられるので、英語が苦手でも問題なく使えます。
Q. オフラインでも使える?
Scratchにはデスクトップ版(Scratch Desktop)が用意されており、インストールすればオフライン環境でも利用できます。インターネット接続が不安定なご家庭でも安心です。
Q. Scratchは安全?子供に使わせて大丈夫?
Scratchは教育目的で開発されたツールで、コミュニティ内の投稿はモデレーターによって管理されています。ただし、お子さんがコミュニティに参加する際は、保護者の方が最初に一緒に確認しておくと安心です。
まとめ
Scratchは、無料で今すぐ始められる子供向けプログラミング学習の入門ツールです。アカウント登録不要で「作る」ボタンを押すだけでスタートでき、ブロックを組み合わせるだけで本格的なゲームやアニメーションが作れます。
大切なのは「正しく作る」ことよりも「楽しんで作る」こと。まずは親子で一緒にScratchの画面を開いて、猫のキャラクターを動かすところから始めてみてください。その小さな一歩が、お子さんのプログラミング学習の大きな第一歩になります。

🐹 ナビ助のおすすめ!


