小学校3年生から英語の授業が始まり、5・6年生では「外国語」として正式な教科になっています。成績もつくようになったことで、「家でも英語を勉強させたほうがいいかな」と考える保護者の方が増えています。
ただ、英語教材は種類が多すぎて「どれを選べばいいかわからない」というのが正直なところ。テキスト型・ドリル型・ワークブック型とタイプもさまざまで、お子さんの英語レベルや目的に合った教材を選ぶことが何より大切です。
この記事では、小学生が自宅で取り組める英語テキストの選び方から、レベル別・目的別のおすすめ教材、効果的な使い方まで詳しく紹介していきます。

小学生の英語テキストを選ぶ3つの基準
お子さんの英語レベルに合っているか
英語にまったく触れたことがない子と、英会話教室に通っている子では、適切な教材がまるで違います。初めて英語に触れる子にはアルファベットやフォニックスから始められるテキストが必要ですし、ある程度の基礎がある子には読み書きの練習ができる教材が向いています。
「聞く・話す・読む・書く」のどれを伸ばしたいか
英語の4技能のうち、どこを重点的に伸ばしたいかで教材選びの方向性が変わります。リスニングを強化したいなら音声CDやアプリ付きのテキスト、書く力をつけたいならアルファベットや単語のライティング練習が充実したワークブックが適しています。
お子さんが続けやすい構成になっているか
イラストが豊富で楽しい雰囲気のもの、1回の学習時間が短く区切られているもの、ゲーム要素が入っているものなど、お子さんが「やりたい」と思える工夫があるかどうかは継続のカギです。見た目の印象も侮れません。
レベル別おすすめの英語テキスト
入門レベル:アルファベットから始める子向け
くもんの小学ドリル 英語シリーズ(くもん出版)
アルファベットの書き方から始まり、基本的な英単語、簡単な英文の読み書きへと段階的に進めるドリルです。スモールステップの構成で、英語ゼロからでも無理なく取り組めるのが大きな魅力。書き込み式なので、学んだことをすぐにアウトプットできます。
小学えいご大型絵えじてん(三省堂)
絵辞典タイプのテキストで、身近な単語をイラストと一緒に楽しく覚えられます。音声ペン対応のものもあり、正しい発音を聞きながら学べるのがポイント。「英語って楽しい」という最初の印象づけに最適です。
基礎レベル:学校の授業を補強したい子向け
教科書ぴったりトレーニング 英語(新興出版社)
学校で使っている教科書に準拠した問題集です。授業の予習・復習にそのまま使えるので、テスト対策としても効果的。教科書の内容をしっかり定着させたい場合はこれが一番の近道です。
学研の毎日ドリル 英語(学研プラス)
1日1枚ずつ取り組む切り取り式のドリルです。アルファベット・単語・フレーズと段階的に進む構成で、短時間で終わるため毎日の学習習慣づけにぴったり。がんばりシールつきで達成感も得られます。
応用レベル:英検や先取り学習を目指す子向け
英検5級をひとつひとつわかりやすく。(学研プラス)
英検5級の内容を小学生にもわかるようにかみ砕いた参考書兼問題集です。中学1年レベルの文法を基礎から学べるので、先取り学習としても使えます。英検合格という明確な目標があると、モチベーションが保ちやすくなります。
小学生のためのよくわかる英検合格ドリル(旺文社)
小学生に特化した英検対策ドリルで、5級・4級に対応しています。オールカラーでイラストが多く、小学生でも取り組みやすい構成になっています。付属の音声で4技能をバランスよく練習できます。

フォニックス学習の重要性
フォニックスとは何か
フォニックスとは、英語の「文字と音の関係」を学ぶ学習法です。たとえば「a」は「エイ」ではなく「ア」と読む場面が多い、「c」は「ク」と読むことが多い、といったルールを体系的に学びます。英語圏の子どもたちも、まずフォニックスから英語学習を始めます。
フォニックスを学ぶメリット
フォニックスのルールを知っていると、初めて見る英単語でもおおよその読み方が推測できるようになります。「読める→意味がわかる→楽しい」という好循環が生まれるので、英語学習の入り口として非常に効果的です。
フォニックスが学べるおすすめ教材
「はじめてのフォニックス」(mpi松香フォニックス)は、日本の子ども向けに開発されたフォニックス教材の定番です。CDやアプリで正しい発音を聞きながら練習できるので、自宅学習でも使いやすい構成になっています。
- フォニックスは英語学習の「初手」として取り入れるのがベスト
- 音声つき教材を使って、正しい発音を耳から覚えるのが効果的
- アルファベットの名前読み(A=エイ)と音読み(A=ア)の違いを意識する
英語テキストを使った効果的な自宅学習法
「毎日10分」を習慣にする
英語は「触れる頻度」が大切な教科です。週末にまとめて1時間やるより、毎日10分ずつ触れるほうがはるかに効果があります。朝の支度前や夕食後など、決まった時間に英語タイムを設けると習慣化しやすいです。
音声は必ず活用する
英語は耳からのインプットが欠かせません。テキストに付属のCDやダウンロード音声、アプリの音声機能は必ず活用しましょう。目で見て→耳で聞いて→口に出す、という3つのステップを踏むと記憶への定着率が大幅に上がります。
親が一緒に取り組む効果
低学年のうちは、保護者が一緒にテキストを見ながら「これなんて読むんだろうね」と声をかけるだけでも、お子さんの取り組み姿勢が大きく変わります。正解を教えなくても、一緒に考える姿勢が「英語は楽しいもの」というイメージを育てます。
通信教育・オンライン教材という選択肢
テキスト単体での自宅学習に限界を感じたら、通信教育やオンライン学習サービスを取り入れるのも有効です。
進研ゼミ小学講座やスマイルゼミには英語コンテンツが含まれており、タブレットで音声を聞きながら学べるので、発音の練習にも向いています。詳しくは進研ゼミ小学講座の評判やスマイルゼミ小学生コースの評判の記事で紹介しています。
英語に特化したオンライン学習を検討する場合は子供向け英語通信教育の選び方の記事も参考にしてみてください。
よくある質問(Q&A)
Q. 英語テキストは何年生から始めるのがいいですか?
学校で英語の授業が始まる3年生のタイミングが自然な入り口です。ただし、英語に興味を持っているなら1~2年生からでも問題ありません。早い段階でアルファベットやフォニックスに慣れておくと、授業が始まったときにスムーズに入れます。
Q. 英語テキストとオンライン英会話、どちらがいいですか?
それぞれの役割が違います。テキストは「読む・書く」の基礎固めに強く、オンライン英会話は「聞く・話す」の実践練習に強いです。理想は両方の組み合わせですが、まずはテキストで基礎を作ってからオンライン英会話に進むのがスムーズです。
Q. 市販テキストだけで英検に合格できますか?
英検5級・4級なら、市販の対策テキストと過去問だけでも十分合格を狙えます。ただし、リスニングの練習には音声教材が欠かせないので、CDやアプリ付きのテキストを選ぶことが大切です。
Q. 英語の発音はどうやって練習すればいいですか?
自宅での発音練習には、音声つきの教材やアプリが強い味方になります。ネイティブの発音を聞いて真似る「シャドーイング」は、小学生でもできる効果的な練習法です。テキストの付属音声を流して一緒に声を出す習慣をつけると、リスニング力と発音の両方が自然と鍛えられます。完璧な発音を目指す必要はなく、「通じる発音」を意識するだけで十分です。音声を聞き取りやすくしたいときは、子ども向けのヘッドホンを用意しておくという手もあります。
学年別の英語テキスト活用ガイド
1~2年生:英語に触れる入り口をつくる
学校の授業が始まる前の時期は、「英語って面白い」という印象をつくることが目標です。アルファベットの歌を覚えたり、身の回りのモノを英語で言ってみたりする程度で十分。テキストを使うなら、絵辞典タイプのものが最適です。文法の学習はまだ不要なので、耳と目で英語に慣れることを優先しましょう。
3~4年生:学校の授業と並行して基礎を固める
英語の授業は週に1~2回程度ですが、授業の内容を自宅で振り返るだけでも定着度が大きく変わります。教科書準拠のテキストを使えば予習・復習がスムーズですし、フォニックスの学習をこの時期に始めておくと、5年生以降の「読む」「書く」の授業でアドバンテージが得られます。
5~6年生:読み書きの力を育てて中学準備
5年生からは成績がつく正式な教科になるため、「聞く・話す」に加えて「読む・書く」の力も求められます。英単語の書き取り練習や、簡単な英文を読む練習をこの時期に始めておくと、中学英語への移行がスムーズです。英検5級の対策テキストを使うと、中学1年レベルの基礎を先取りできます。
まとめ
小学生の英語学習は、お子さんのレベルと目的に合ったテキストを選ぶことが成功のカギです。英語ゼロの子にはフォニックスやアルファベットから始められる教材を、学校の補強をしたい子には教科書準拠の問題集を、先取りしたい子には英検対策テキストをそれぞれ選びましょう。
「毎日10分」の習慣と、音声を使ったインプットを組み合わせることで、自宅学習でもしっかりと英語の土台を作ることができます。焦らず、お子さんが「英語って楽しい」と思える環境を整えてあげてください。
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参考サイト:マイベスト 小学生用英語ドリル / 進研ゼミ 小学生の英語学習 / 塾オンライン 小学生英語教材おすすめ


