「部活が忙しくて塾に通う時間がない」「定期テストの成績が伸び悩んでいる」「高校受験に向けてそろそろ本格的に勉強しないと…」中学生のお子さまを持つ保護者の方なら、一度は感じたことがある悩みではないでしょうか。
オンライン塾・通信教育なら、部活や習い事と両立しながら、自宅で効率的に学習を進められます。近年はAIによる個別最適化や、プロ講師による映像授業など、通塾型の塾に引けを取らないクオリティのサービスが揃っています。

この記事では、中学生向けオンライン塾・通信教育の中から、定期テスト対策と高校受験対策の両方に強い3つのサービスを厳選してご紹介します。それぞれの特徴・料金・メリット・デメリットを詳しく解説しますので、お子さまの状況に合ったサービス選びにお役立てください。
- 中学生向けオンライン塾3社の特徴と料金
- 各サービスのメリット・デメリット
- 定期テスト対策と高校受験対策の使い分け
進研ゼミ中学講座|内申点対策に強い定番の通信教育
進研ゼミ中学講座は、ベネッセコーポレーションが運営する中学生向け通信教育サービスです。教科書に完全準拠した教材設計で、学校の定期テスト対策に非常に強いのが最大の特徴です。専用タブレット「チャレンジパッド」を使ったデジタル学習と、紙教材を組み合わせたハイブリッドスタイルで学べます。
サービス概要
進研ゼミ中学講座は、9教科(国語・数学・英語・理科・社会・音楽・美術・保健体育・技術家庭)すべてに対応しています。主要5教科はもちろん、実技4教科の定期テスト対策まで網羅しているのは、内申点を重視する高校受験において大きなアドバンテージです。
学習の流れは、日々のレッスンで基礎を固め、テスト前には「定期テスト暗記BOOK」や「予想問題デジタル」で徹底演習するという構成です。AIが苦手分野を自動分析し、一人ひとりに最適な学習プランを提案してくれるため、効率的に点数アップを狙えます。
また、オンラインライブ授業では、リアルタイムで講師に質問できる環境も整っています。「ギモン解消ひろば」という質問サービスでは、24時間いつでも疑問点を投稿でき、翌日までに回答が届く仕組みです。
高校受験対策としては、中3から志望校レベル別のカリキュラムが組まれ、入試本番から逆算した学習計画で受験勉強を進められます。都道府県別の入試対策教材も用意されており、地域に合った対策が可能です。
料金
進研ゼミ中学講座の月額料金は以下の通りです(12ヶ月一括払いの場合)。
- 中学1年生:月額約6,400円~
- 中学2年生:月額約6,570円~
- 中学3年生:月額約7,090円~
9教科すべてカバーしてこの価格は、通塾型の学習塾と比較すると3分の1以下です。通塾の場合、中学生の月額費用は平均2~3万円と言われていますので、コスト面では圧倒的に有利と言えるでしょう。専用タブレットは6ヶ月以上の継続で実質無料になるキャンペーンが実施されることも多いです。
メリット・デメリット
- 9教科対応で内申点対策が万全
- 教科書準拠で定期テストの点数に直結しやすい
- AIによる個別最適化で効率的に学べる
- 赤ペン先生の添削指導で記述力もアップ
- 部活と両立しやすいスキマ学習設計
- 教科書準拠のため、難関校対策としてはやや物足りない
- 自分で進める必要があり、サボりやすい面がある
- タブレットの初期設定や管理に手間がかかることがある

進研ゼミ中学講座は、定期テストの点数アップと内申点の確保を最優先に考えているご家庭に最適です。特に公立高校を志望する中学生にとっては、9教科対応という強みが大きな武器になります。
スタディサプリ中学講座|月額格安でプロ講師の授業が受け放題
スタディサプリ中学講座は、リクルートが運営する映像授業サービスです。有名予備校出身のプロ講師による「神授業」が、月額約2,000円で見放題という圧倒的なコストパフォーマンスが魅力です。中学1年生から3年生まで、5教科の授業をいつでもどこでも受講できます。
サービス概要
スタディサプリの映像授業は、1講座あたり約15分とコンパクトにまとまっています。部活で疲れた日でも、15分なら取り組めるという中学生は多いでしょう。授業動画は何度でも繰り返し視聴でき、再生速度の変更も可能なため、理解度に合わせた学習ができます。
各教科は「基礎」と「応用」の2レベルに分かれており、定期テスト対策から高校受験対策まで幅広くカバーしています。応用レベルの授業は、難関高校を目指す生徒にも対応した本格的な内容です。
さらに注目すべきは、中学生でも高校の授業を先取りで視聴できる点です。得意科目をどんどん先に進めたい生徒や、高校受験後の学習を見据えた先取りにも活用できます。逆に、小学校の内容に戻って復習することも可能で、基礎に穴がある生徒にも対応しています。
個別指導コース(月額約10,780円)を選ぶと、担当コーチが学習計画を作成し、毎週の進捗を確認してくれます。自己管理が苦手な中学生には心強いサポートです。
料金
スタディサプリ中学講座の料金は以下の通りです。
- ベーシックコース:月額約2,178円(税込)
- 12ヶ月一括払い:月あたり約1,815円(税込)
- 個別指導コース:月額約10,780円(税込)
ベーシックコースなら月額約2,000円で全学年・全教科の授業が見放題という驚異的な価格設定です。テキストもPDFで無料ダウンロードできるため、追加費用はほぼかかりません。14日間の無料体験期間があるので、実際の授業クオリティを確認してから入会を決められます。
メリット・デメリット
- 月額約2,000円と圧倒的に安い
- プロ講師の授業がわかりやすく、苦手克服に効果的
- 15分の短時間授業で部活と両立しやすい
- 全学年の授業が見放題で、先取り・さかのぼりが自由
- 個別指導コースで学習管理もサポートしてもらえる
- ベーシックコースは質問対応や添削指導がない
- 自己管理力がないと続けにくい(ベーシックコースの場合)
- 実技教科には対応していない
- 教科書準拠ではないため、テスト範囲とのズレが出ることがある
スタディサプリは、コストを抑えつつ質の高い授業を受けたい中学生や、自分のペースで効率的に学びたい生徒に最適です。特に「授業の内容はわかるけど、もっと深く理解したい」「苦手科目を集中的に克服したい」というニーズに強いサービスです。
Z会|難関高校合格を本気で目指すハイレベル通信教育
Z会の中学生向けコースは、「本質的な学力」を徹底的に鍛えるハイレベルな通信教育です。良問揃いの教材と丁寧な添削指導で、難関高校の合格実績がトップクラスを誇ります。「考える力」を重視した学びを求める中学生にとって、最高峰の選択肢と言えるでしょう。
サービス概要
Z会中学生コースは、タブレットコースとテキストコースの2つから選べます。タブレットコースでは、AIが学習データを分析し、一人ひとりに最適化された問題を出題。紙に書く学習とデジタルの良さを融合した「書く学び」にもこだわっています。
Z会の最大の強みは問題の質です。表面的な知識を問う問題ではなく、「なぜそうなるのか」「どう考えればいいのか」を深く掘り下げる良問が揃っています。この「考える」プロセスを重視した学びが、入試本番で差がつく実力を養います。
添削指導は、単に正誤を示すだけでなく、思考のプロセスまで丁寧にフィードバックしてくれます。自分では気づけない弱点や改善ポイントが明確になるため、着実にレベルアップしていけます。
高校受験対策では、中3から志望校難易度別のコースが設定されます。最難関国私立高校から公立トップ校まで、目標に合わせたカリキュラムで計画的に受験対策を進められます。

料金
Z会中学生コースの月額料金は以下の通りです(12ヶ月一括払い・タブレットコース5教科の場合)。
- 中学1年生:月額約9,084円~
- 中学2年生:月額約9,084円~
- 中学3年生:月額約11,430円~
進研ゼミやスタディサプリと比較すると料金は高めですが、問題の質や添削指導の丁寧さ、難関校合格実績を考えると、十分に価値のある投資と言えます。通塾型の進学塾(月額3~5万円)と比べれば、大幅にコストを抑えられます。
メリット・デメリット
- 問題の質が非常に高く、本質的な学力が身につく
- 丁寧な添削指導でプロセスまで改善できる
- 難関高校の合格実績がトップクラス
- タブレット・テキストの2スタイルから選べる
- 志望校レベル別のカリキュラムで効率的に受験対策できる
- 難易度が高く、基礎が不安な生徒にはハードルが高い
- 料金が他のサービスより高め
- 学習量が多く、部活との両立がきつくなることがある
- 実技教科の対応がない
Z会は、難関高校合格を本気で目指す中学生や、学校の勉強だけでは物足りないハイレベルな生徒に最適なサービスです。まずは資料請求で教材サンプルを取り寄せ、実際の問題レベルを確認してみてください。
3社の比較表|目的別の選び方ガイド
ここまで紹介した3つのサービスを比較表にまとめました。
| 項目 | 進研ゼミ | スタディサプリ | Z会 |
|---|---|---|---|
| 月額料金 | 約6,400円~ | 約2,178円~ | 約9,084円~ |
| 対応教科 | 9教科 | 5教科 | 5教科 |
| 添削指導 | あり | なし(個別指導コースあり) | あり(丁寧) |
| 難易度 | 標準 | 標準~応用 | 応用~難関 |
| 定期テスト対策 | 非常に強い | 対応あり | 対応あり |
| こんな生徒に | 内申点重視 | コスパ重視 | 難関校志望 |
目的別のおすすめをまとめると、以下のようになります。
- 定期テストの点数を上げたい・内申点を確保したい → 進研ゼミ中学講座
- 費用を抑えつつ質の高い授業を受けたい → スタディサプリ中学講座
- 難関高校に合格するための実力をつけたい → Z会

中学生のオンライン学習を成功させる5つのポイント
オンライン塾を最大限に活用するために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
1. 学習のルーティンを作る
中学生は部活や学校行事で忙しい毎日を送っています。だからこそ、「毎日この時間に勉強する」というルーティンを確立することが重要です。帰宅後すぐ、夕食後、寝る前など、固定の時間帯を決めることで、勉強が「やること」ではなく「習慣」になります。
2. 定期テスト2週間前からは集中モードに
日々の学習はオンライン塾の教材で基礎を固め、テスト2週間前からは学校のワークと併用して集中的に演習量を増やしましょう。進研ゼミの「定期テスト暗記BOOK」やスタディサプリの「テスト対策講座」は、テスト直前の総仕上げに最適です。
3. 苦手科目を放置しない
中学の学習内容は積み上げ式です。特に数学と英語は、一度つまずくとどんどんわからなくなっていきます。スタディサプリなら小学校の内容まで戻って復習できるので、基礎に穴がある場合は早めに対処しましょう。
文部科学省の全国学力・学習状況調査の結果を見ても、家庭学習の時間と学力には明確な相関関係があります。毎日少しずつでも積み重ねることが、確実な学力向上につながります。
4. 目標を具体的に設定する
「次のテストで数学を80点取る」「学年順位を10位上げる」など、具体的な数値目標を設定すると、学習のモチベーションが維持しやすくなります。目標が達成できたら、次はさらに高い目標に挑戦するという好循環を作りましょう。
5. 志望校の情報を早めに集める
高校受験は中3になってから考えるのでは遅すぎます。中1・中2のうちから志望校の情報を集め、必要な内申点や入試の傾向を把握しておくことで、逆算した学習計画が立てられます。各都道府県の教育委員会のサイトや、高校のオープンスクールを活用しましょう。
よくある質問(Q&A)
Q. 通塾型の塾とオンライン塾は併用できますか?
A. もちろん併用は可能です。例えば、通塾型の塾で主要教科を学び、スタディサプリで苦手分野の補強をするといった使い方が効果的です。ただし、教材が多すぎて消化不良にならないよう注意しましょう。
Q. 部活が忙しくて勉強時間が取れません。どうすればいいですか?
A. スタディサプリのように1回15分で完結する授業なら、スキマ時間を活用して学習できます。通学時間やちょっとした空き時間に授業を視聴するだけでも、積み重ねれば大きな差になります。完璧を目指すよりも、毎日少しずつ続けることを優先してください。
Q. 中学3年生から始めても間に合いますか?
A. 間に合います。ただし、基礎に穴がある場合は、まずスタディサプリで中1・中2の内容を復習し、基礎を固めてから受験対策に入るのが効率的です。Z会のような難関校向けのサービスは、ある程度の基礎力がある前提で設計されていますので、現在の学力に合ったサービスを選ぶことが大切です。
Q. 9教科対応のサービスはどれですか?
A. この記事で紹介した3サービスの中では、進研ゼミ中学講座のみが9教科に対応しています。実技教科の内申点も重視される公立高校受験では、9教科対応は大きなメリットです。スタディサプリとZ会は主要5教科のみの対応となります。
Q. 高校受験に強いのはどのサービスですか?
A. 志望校のレベルによって異なります。難関国私立高校を目指すならZ会、公立トップ校を目指すなら進研ゼミかZ会、標準的な公立高校を目指すなら進研ゼミかスタディサプリがおすすめです。各サービスの合格実績や進学情報サイトなども参考にして、志望校に合ったサービスを選びましょう。

まとめ|中学生の学習スタイルに合ったオンライン塾を選ぼう
中学生向けオンライン塾・通信教育の3つのサービスをご紹介しました。最後にポイントを整理します。
- 進研ゼミ中学講座:9教科対応で内申点対策に最強。定期テストの点数アップに直結
- スタディサプリ中学講座:月額約2,000円でプロ講師の授業が見放題。コスパ最強
- Z会:ハイレベルな良問と丁寧な添削。難関高校合格を本気で目指すなら一択
中学生の3年間は、学力の土台を作る非常に大切な時期です。お子さまの目標や学習スタイルに合ったサービスを選び、充実した学びの環境を整えてあげてください。どのサービスも無料体験や資料請求が可能ですので、まずは実際に試してから判断するのがおすすめです。



