内申点で「5」を取りたい。そう考えている中学生やその保護者の方は多いはずです。ただ、テストの点数だけ良くても評定5はもらえないというのが、今の中学校の評価制度の特徴です。
「90点以上を取っているのに4止まり」「何をどう頑張ればいいかわからない」という声は、教育現場でも本当によく聞かれます。実は、評定5を取るためには3つの観点をバランスよく攻略する必要があるのです。
この記事では、内申点で5を取るための具体的な方法とコツを、観点別評価の仕組みから丁寧に解説します。主要5教科だけでなく副教科の攻略法も網羅しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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内申点の評価の仕組みを知ることが第一歩
3つの観点別評価とは
現在の中学校では、各教科の評定が以下の3つの観点で決まっています。
- 知識・技能:定期テストの基礎問題や実技のスキルなど
- 思考・判断・表現:応用問題、レポート、発表、自分の考えを表現する力
- 主体的に学習に取り組む態度:授業態度、提出物、忘れ物の有無など
この3観点すべてでA評価を獲得しないと、評定5はもらえません。テストで満点を取っても、提出物が雑だったり授業態度に問題があったりすると、4止まりになるケースがあるのはこの仕組みのためです。
絶対評価だからこそチャンスがある
以前の中学校は相対評価で、クラスの上位何%しか5がもらえませんでした。しかし、記事執筆時点ではすべて絶対評価に変わっています。基準を満たせば何人でも5がもらえるため、努力した分だけ結果がついてきやすい制度です。
内申点が反映される期間は都道府県で違う
内申点がいつの成績から反映されるかは、都道府県によって異なります。東京都は中3の成績のみ、千葉県や大阪府は中1〜中3の成績が対象など、地域差が大きいのが現実です。お住まいの地域のルールは、各都道府県の教育委員会のサイトで確認しておくのがおすすめです。
まず自分の住んでいる地域の内申点の計算方法と対象期間を調べるところからスタートしましょう。地域によっては副教科が2倍換算されるケースもあります。
「知識・技能」でA評価を取るコツ
定期テストで90点以上を安定させる
「知識・技能」の評価に直結するのが定期テストの点数です。評定5を狙うなら、各教科で90点以上を安定して取ることが一つの目安になります。
定期テスト対策の基本は、ワーク3周です。テスト範囲が発表されたらすぐに取りかかり、1周目は解説を見ながら理解、2周目は自力で解く、3周目で間違えた問題だけを集中的に潰していきます。この流れを2週間前から始めれば、多くの教科で80〜90点台に乗せることができます。
学校のワークだけでは演習量が足りないと感じたら、市販の定期テスト対策問題集を1冊足す方法もあります。出題されやすい形式で問題が並んでいるので、ワーク3周のあとの仕上げに使いやすいでしょう。
小テスト・単元テストも手を抜かない
定期テストだけでなく、普段の小テストや単元テストも「知識・技能」の評価材料になります。漢字テスト、英単語テスト、計算テストなど、コツコツ満点を取り続けることで先生の評価は着実に積み上がっていきます。
副教科の実技は事前練習がカギ
副教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)では、実技テストの結果が「知識・技能」の大きな評価材料になります。体育ならフォームの練習、音楽ならリコーダーの自主練習など、テスト前に自宅でも練習しておくことで評価が変わります。

「思考・判断・表現」でA評価を取るコツ
テストの応用問題・記述問題を攻略する
定期テストの後半に出てくる応用問題や記述問題は、「思考・判断・表現」の評価に直結します。この観点でA評価を取るには、ただ暗記するだけでなく「なぜそうなるのか」を理解する学習が不可欠です。
具体的には、数学なら途中式を丁寧に書く練習、国語なら記述問題の型を覚える練習、理科・社会なら「理由を説明させる問題」の対策が効きます。
レポート・発表で自分の考えを示す
授業で求められるレポートや発表は、この観点の大きな評価材料です。レポートでは「調べたことをまとめる」だけでなく、「自分なりの考察や意見」を一段落加えるだけで評価がグンと上がります。
社会のレポートなら「この資料から読み取れることは〜で、自分はこう考える」という形式、理科のレポートなら「実験結果から考えられることは〜」という考察パートを充実させましょう。
グループワークでの発言と貢献
授業でのグループワークやディスカッションも「思考・判断・表現」の評価対象です。ただ座っているだけではなく、自分の意見を述べたり、他の人の意見をまとめたりする姿勢が大切です。
「主体的に学習に取り組む態度」でA評価を取るコツ
提出物は「丁寧さ」と「期限」の両立
提出物でA評価を取るために押さえたいのは、「期限を守ること」と「内容を丁寧に仕上げること」の2つです。ワークは丸つけ・やり直しまで完璧に行い、間違えた問題にはなぜ間違えたかのメモを書き添えると、先生の評価は格段に上がります。
特にノート提出がある教科では、授業中のメモに加えて、自分で調べたことや疑問点を書き足しておくと「主体性」の証明になります。
授業態度は「見える形」で示す
先生は毎授業、生徒の態度を見ています。評定5を目指すなら以下を意識しましょう。
- 先生の話を聞くときは先生の方を向く
- 板書はすぐにノートに取る
- 挙手して発言する(間違えても問題ない)
- 私語をしない・居眠りをしない
- 忘れ物をゼロにする
これらは当たり前に見えますが、全部を毎回続けられる子は意外と少ないのが実情です。だからこそ、徹底する子は先生の印象に強く残ります。
自主学習ノートで差をつける
学校で自主学習ノートの提出が求められている場合、ここが「主体的に学習に取り組む態度」の見せ場になります。ただページを埋めるのではなく、その日の授業の復習をまとめたり、テスト範囲の苦手分野を自分で掘り下げたりする内容にすると効果的です。
自主学習用のノートは、授業ノートとは別に1冊用意しておくと管理がラクです。まとめ買いしておけば「ノートが切れたから今日はやらない」という言い訳もなくなります。

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副教科で内申点5を取るための戦略
副教科は内申点の穴場
主要5教科に比べて、副教科は「どう対策していいかわからない」という生徒が多いのが現実。しかし、裏を返せばしっかり対策する子が少ないからこそ、やれば差がつきやすいのです。
さらに、都道府県によっては副教科の内申点が2倍で換算されるケースもあるため、副教科の1点アップは主要教科の2点分の価値を持つこともあります。
ペーパーテスト対策のポイント
副教科にもペーパーテストがあります。出題範囲は授業で扱った内容がほとんどなので、授業ノートと教科書をしっかり復習すれば高得点が狙えます。先生が配ったプリントや資料から出題されるケースも多いため、プリント類はきちんと整理して保管しておきましょう。
プリントは教科ごとにポケット式のクリアファイルへ入れていくと、テスト前に探す時間がゼロになります。副教科は配布物が散らばりやすいので、専用に1冊決めておくのがおすすめです。
実技は「真剣に取り組む姿勢」が評価される
体育で足が速くなくても、美術で絵がうまくなくても、評定5は取れます。大事なのは「真剣に取り組んでいるか」が先生に伝わるかどうか。準備運動から全力で取り組む、作品制作に時間をかける、発表の練習をしっかりやる――こうした姿勢が観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」で高評価につながります。
内申点5を取るための日常習慣
忘れ物をゼロにする仕組みを作る
忘れ物は、評定を下げる原因の中でも一番もったいないものです。前日の夜に翌日の持ち物を準備する習慣をつけましょう。チェックリストを作って玄関や部屋のドアに貼っておくのも効果的です。
家庭学習は毎日のルーティンに
定期テストの直前だけ詰め込むのではなく、毎日30分〜1時間の家庭学習を続けることで、テスト対策の負担が軽くなります。通信教育やオンライン学習を活用すれば、苦手分野を効率的に補強できます。
テスト直前の一夜漬けは「知識・技能」の短期的な点数は取れても、日々の学習態度の評価にはつながりません。毎日の積み重ねこそが評定5への近道です。
先生との信頼関係を大切にする
質問に行く、わからないことを素直に聞く、授業後に感想を伝える。こうした小さなコミュニケーションが、先生との信頼関係を築きます。信頼関係が直接評定に影響するわけではありませんが、「この子は頑張っている」という印象は間接的にプラスに働くことがあります。
よくある質問
Q. テストで100点を取れば評定5は確定ですか?
A. テストの点数だけでは確定しません。3観点すべてでA評価が必要なので、提出物や授業態度も含めた総合評価で決まります。100点を取っても提出物が未提出なら評定4や3になることもあります。
Q. 中1の内申点は高校受験に影響しますか?
A. 都道府県によります。千葉県・大阪府・福岡県などは中1の成績も内申点に含まれます。東京都は中3のみですが、中1から学習習慣を身につけておくことが、中3での好成績につながります。
Q. 副教科の評定を上げるのは難しいですか?
A. むしろ主要教科より上げやすいケースが多いです。ペーパーテストの範囲が狭く、実技は真剣に取り組む姿勢が評価されるため、対策をすればすぐに結果が出やすい教科です。
Q. 通信教育で内申点は上げられますか?
A. 通信教育は定期テスト対策に強い教材が多く、「知識・技能」の観点を底上げするのに効果的です。特に教科書準拠の教材を使えば、学校の授業内容と直結した学習ができます。
まとめ
内申点で5を取るには、定期テストの高得点だけでなく、3つの観点すべてでA評価を取ることが求められます。テスト対策・提出物・授業態度という3本柱を意識し、毎日の学習を積み重ねていくことが大切です。
副教科は差がつきやすいポイントなので、「どうせ実技は苦手だから」と諦めず、真剣に取り組む姿勢を見せましょう。内申点1点の差が志望校選びを大きく左右することもあるので、できることから一つずつ始めてみてください。
定期テスト対策を効率的に進めたい方は、定期テスト対策の方法とコツ|点数アップの勉強法も参考にしてみてください。また、内申点の全体像を知りたい方は高校受験で内申点を上げる方法|副教科と主要5教科の攻略法もあわせてチェックしてみてください。
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