「科目が増えるたびに月謝が跳ね上がる…」「受験前に授業を増やしたいけど費用が心配」。こうした悩みを抱える保護者の方に注目されているのが、定額制・通い放題のオンライン塾です。
月額料金が固定されていて、授業回数や受講科目を増やしても追加費用がかからないため、コストを気にせず必要な学習量を確保できるのが大きな魅力です。この記事では、定額制オンライン塾の仕組み・選び方のポイント・代表的なサービスの特徴を、わかりやすくまとめていきます。
お子さんの学年や目的によって合うサービスが変わるので、ぜひ最後まで読んで比較の参考にしてください。

定額制・通い放題のオンライン塾とは?
定額制のオンライン塾とは、月額料金が一定で、受講する科目数や授業回数に応じた追加料金が発生しないタイプの学習サービスです。従来の塾では「1科目あたり月額〇〇円」という料金体系が一般的ですが、定額制なら何科目受けても料金は変わりません。
「通い放題」と表現されるサービスもありますが、オンライン塾の場合は通学ではなく自宅からの受講が無制限にできるという意味合いです。映像授業の見放題型と、ライブ個別指導の受け放題型に大きく分かれます。
定額制が向いているご家庭
- 複数科目をまとめて受講させたい
- 受験直前期に授業回数を増やしたい
- 料金を気にせず子どもに学びたいだけ学ばせたい
- 毎月の出費を固定して家計管理をラクにしたい
- 兄弟で使い回せるサービスを探している
映像授業型の定額サービス
まずは、録画された授業動画を定額で見放題になるタイプのサービスです。コストパフォーマンスが非常に高く、「まず気軽に始めてみたい」というご家庭に適しています。
スタディサプリ
リクルートが運営するオンライン学習サービスで、小学1年生から高校3年生まで全学年の授業が月額2,178円(税込・毎月払い)で見放題です。12か月一括払いにすると月あたり1,815円まで下がります。入会金・初期費用は一切不要です。
プロ講師によるわかりやすい授業が1本15分前後にまとまっているため、スキマ時間にも取り組みやすい設計です。学年の縛りがないので、苦手な単元は前の学年に戻って復習したり、得意な科目は先取り学習したりと柔軟に使えます。
東進オンライン学校
東進ハイスクールのノウハウを活かしたオンライン学習サービスです。小学部は月額2,178円〜3,762円(税込・学年により異なる)、中学部は月額2,980円〜3,762円(税込)で、入会金は不要です。実力講師陣の授業を家庭で受講でき、確認テストで理解度をチェックできる仕組みも整っています。
すらら
無学年式のAI教材で、学年に関係なく必要な単元から学べるのが特徴です。5教科対応で月額8,800円(税込)からとなっており、専任の「すららコーチ」が学習計画の作成や進捗管理をサポートしてくれます。不登校のお子さんの出席扱い認定にも多くの実績があるサービスです。

ライブ個別指導型の定額サービス
講師とリアルタイムでやり取りできる個別指導を、定額で受け放題にできるサービスもあります。映像授業型よりは料金が上がりますが、従来の個別指導塾と比べるとコスパが良いケースが多いです。
キミノスクール
完全マンツーマンの個別指導が定額で受け放題という仕組みのオンライン学習塾です。受講科目数を増やしても料金が上がらないため、受験直前期に苦手科目を集中的に補強したいときにも安心して利用できます。
1日単位の学習計画を作成してもらえるので「今日何をやればいいかわからない」という状態がなくなり、自走が苦手なお子さんでも学習を継続しやすい環境が整っています。料金の詳細は公式サイトの無料カウンセリングで確認できます。
坪田塾オンライン
映画「ビリギャル」のモデルとなった坪田信貴氏が創設した坪田塾のオンラインコースです。1時間あたりの授業料目安が1,640〜2,910円で、週の受講時間を柔軟に設定できます。心理学をベースにした「子別指導」が特徴で、お子さんの性格タイプに合わせた声かけや指導法でやる気を引き出してくれます。
定額制オンライン塾を選ぶときのチェックポイント
1. 「定額」の範囲をしっかり確認する
「定額」とうたっていても、教材費やシステム利用料、テスト費用が別途かかるケースがあります。入会前に月額料金に含まれるもの・含まれないものを必ず確認しましょう。見落としがちなのは、教材のプリント代やテキスト購入費です。
2. 受講制限の有無を確認する
「受け放題」と書いてあっても、1日あたりの受講上限や月間コマ数に制限がある場合があります。本当に無制限なのか、上限があるなら何コマまでなのかを事前にチェックしておくと、入会後のギャップを防げます。
3. 講師の質と相性
定額制だからといって講師の質が低いわけではありませんが、サービスによっては大学生アルバイト中心のところもあります。プロ講師が担当するサービスかどうか、講師の変更が可能かどうかも選ぶときの重要な判断基準です。
4. 無料体験で雰囲気をつかむ
定額制のサービスは長期利用を前提としたものが多いため、入会前に無料体験や初月割引キャンペーンを利用して、お子さんとの相性を確認することをおすすめします。
定額制は「たくさん使うほどお得」な仕組みです。逆に月に数回しか受講しない場合は、都度払いの塾のほうがトータルコストが安くなるケースもあります。お子さんの学習頻度を考えたうえで判断しましょう。
定額制を効果的に活用するコツ
週のスケジュールを事前に決める
「いつでも受講できる」という自由さは、裏を返せば「いつまでも受講しない」リスクでもあります。定額制の効果を最大化するには、「月・水・金の19時から1時間」のように受講スケジュールをあらかじめ固定しておくのが効果的です。習慣化することで、定額制のコスパの良さを存分に活かせます。
苦手科目から優先的に取り組む
定額制なら追加料金を気にせず何科目でも受講できるため、つい得意科目ばかりやってしまうことがあります。せっかく定額なのですから、まずは苦手科目を集中的に潰してから、得意科目の先取りに進むのがおすすめです。
定額制と従来型の料金比較
定額制オンライン塾がどれだけコスパに優れているか、従来型の塾と比較してみましょう。
| 塾のタイプ | 月額料金の目安 | 科目追加時 |
|---|---|---|
| 対面型個別指導塾 | 20,000〜50,000円 | 1科目あたり+5,000〜10,000円 |
| 対面型集団塾 | 15,000〜40,000円 | 1科目あたり+3,000〜8,000円 |
| オンライン個別指導 | 10,000〜30,000円 | 1科目あたり+3,000〜5,000円 |
| 定額制オンライン塾(映像型) | 2,000〜10,000円 | 追加料金なし |
| 定額制オンライン塾(個別指導型) | 30,000〜60,000円 | 追加料金なし |
5教科すべてを受講する場合、従来型の個別指導塾では月額5万円を超えることも珍しくありません。定額制の映像授業型なら月数千円で全教科カバーできるため、年間で見ると数十万円の差になることもあります。

よくある質問(Q&A)
Q. 定額制で本当に追加費用はかかりませんか?
A. サービスによります。授業料は定額でも、教材費・システム利用料・テスト費用が別途発生するケースがあるため、入会前に公式サイトやカウンセリングで総額を確認してください。
Q. 通い放題を使い切れなかった場合、損しませんか?
A. 正直なところ、月に1〜2回しか使わないなら定額制のメリットは薄いです。週3回以上のペースで受講する見込みがあるなら、コスパの恩恵を受けやすくなります。
Q. 小学生でも定額制のオンライン塾は使えますか?
A. 使えます。スタディサプリなら小学1年生から対応していますし、すららも小学生向けのコンテンツが充実しています。低学年のお子さんの場合は、保護者がそばで見守る時間を確保すると効果的です。
Q. 途中で退会できますか?
A. ほとんどのサービスで退会可能です。ただし、年間一括払いの場合は返金ルールがサービスごとに異なるため、契約前に退会条件を確認しておくと安心です。
まとめ|定額制オンライン塾はコスパ重視の家庭にぴったり
定額制・通い放題のオンライン塾は、複数科目を受講したい方や、学習量を増やしたい受験期のご家庭にとって非常に心強い選択肢です。映像授業型なら月額数千円から全教科をカバーでき、ライブ個別指導型でも科目追加による料金アップの心配がありません。
ただし、「定額」の範囲や受講制限はサービスごとに異なるため、入会前の確認は欠かせません。まずは無料体験を活用して、お子さんとの相性を見極めてから判断してください。
オンライン塾の費用相場について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。
オンライン塾の無料体験活用ガイド|選び方とチェックポイントを解説
参考リンク:


