高校生になると、勉強の難易度も情報量も桁違いにアップします。大学受験を見据えた時、「予備校に通うべきか、通信教育で済ませるか」は多くの家庭で悩むポイントです。特に最近は、オンライン予備校や映像授業の質が劇的に向上していて、通信教育だけで難関大学に合格するケースも珍しくなくなりました。
高校生向けの通信教育は月額数千円から始められ、大学受験対策まで網羅できるコスパの高さが魅力です。自宅で自分のペースで学習でき、部活や学校行事と両立しやすいのも大きなメリットです。
この記事では、元大手塾講師の視点から、高校生におすすめの通信教育の選び方とタイプ別の活用法をお伝えします。国公立志望、私立志望、推薦狙いなど、目的別に最適な教材を紹介していきますので、進路選びの参考にしてください。

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高校生に通信教育が人気な4つの理由
非常に高いコスパの良さ
大手予備校は年間100万円前後かかるケースも少なくありません。一方、高校生向けの通信教育は月額2,000円~10,000円が相場で、年間でも10万~20万円程度に抑えられます。浮いた費用を参考書や模試、志望校別対策に回せるのは大きなメリットです。
プロ講師の映像授業が見放題
スタディサプリやZ会など、高校生向け通信教育では一流講師の映像授業が見放題。全国どこにいても、都会の有名予備校と同じレベルの授業が受けられます。地方在住のお子さんにとっては特に大きなメリットです。
部活・行事と両立しやすい
通信教育なら早朝でも深夜でも、自分の都合に合わせて学習できます。部活を最後まで続けたい、文化祭や体育祭に全力で取り組みたい高校生でも、無理なく勉強との両立が可能です。
共通テスト・2次試験対策も完備
最近の通信教育は、共通テスト対策から難関大2次試験対策まで幅広くカバー。過去問演習、志望校別対策、論述対策も充実しており、予備校に行かなくても十分な対策ができます。
高校生向け通信教育の主要3タイプ
映像授業型(スタディサプリ、学研プライムゼミ等)
プロ講師の授業が見放題のタイプ。月額2,178円~という非常に高いコスパで、5教科18科目すべての授業が受講可能。自分で計画を立てられる高校生に最適です。
ハイレベル型(Z会、東進ハイスクール在宅受講コース等)
難関国公立・難関私立志望向けのハイレベル教材。添削指導が手厚く、記述力・論述力を鍛えるのに最適。月額5,000円~20,000円程度で、志望校別の対策も充実しています。
タブレット学習型(進研ゼミ高校講座等)
タブレット1台で全教科学べるタイプ。AIが苦手分野を分析して、個別最適化された学習を提供してくれます。定期テスト対策と大学受験対策をバランスよく進めたい高校生におすすめ。
目標校のレベルと自分の学習スタイルで選ぶのが正解。映像型は自走型、ハイレベル型は難関志望、タブレット型はバランス重視の高校生に向いています。
学年別・おすすめの通信教育活用法
高校1年生:基礎固めと学習習慣
高1の最大の課題は、中学から高校への学習ギャップを乗り越えること。特に英語と数学は中学の知識を前提に一気に難しくなるので、基礎固めを最優先に。映像授業で分からないところをすぐに復習できる環境が理想です。
高校2年生:志望校決定と本格スタート
志望校の方向性が見えてくる時期。文系・理系の選択、国公立・私立の選択と合わせて、教材も絞り込んでいきます。高2の夏までに受験対策を本格スタートすれば、合格可能性は大きく高まります。
高校3年生:志望校別対策の追い込み
共通テスト対策と2次試験対策の両輪で進める時期。志望校別の過去問演習と添削指導が合格を左右します。模試の結果を見ながら、苦手分野を集中的に潰していきましょう。

目的別・おすすめの通信教育選び
国公立大学志望の高校生
共通テストと2次試験の両対応が必須。Z会やスタディサプリの国公立大対策コースがおすすめです。特にZ会は記述・論述対策に定評があり、東大・京大など難関国公立を目指すなら外せません。
私立大学志望の高校生
3教科集中対策ができる教材がベスト。スタディサプリの志望校別対策や、東進ハイスクール在宅受講コースの志望校対策講座が有力です。過去問演習が充実しているサービスを選びましょう。
推薦・総合型選抜志望の高校生
評定平均を上げるには、学校の定期テスト対策が重要。進研ゼミ高校講座など教科書準拠の教材がおすすめです。小論文・面接対策もあるサービスを選ぶと、総合型選抜にも対応できます。
難関国公立・難関私立志望の高校生
ハイレベル問題への対応が必要。Z会東大・京大コース、鉄緑会通信添削(提携校向け)などが選択肢。添削指導がしっかりしている教材を選び、記述力を鍛えましょう。
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通信教育だけで難関大に合格するコツ
自分で学習計画を立てる
通信教育で成功する高校生の共通点は自己管理能力。週単位・月単位で学習計画を立て、進捗を自分で管理できるかが分かれ目です。最初は計画通りに進まなくても、PDCAを回すうちに精度が上がっていきます。
模試を積極的に受ける
通信教育の模試だけでなく、河合塾・駿台・ベネッセなどの大手模試も積極的に受験。自分の現在地を客観的に把握することで、学習の軌道修正ができます。年4~6回の受験がおすすめです。
過去問演習を早めにスタート
志望校の過去問は高3の夏休みから本格的に取り組みましょう。共通テスト過去問は10月から、2次試験過去問は11月から。過去問は「実力チェック」ではなく「傾向分析と対策立案の道具」です。
通信教育だけだと情報戦で不利になりがちです。志望校の最新情報、入試制度の変更、共通テストの出題傾向は、大学公式サイトや大手予備校の無料情報で補うことが大切です。

高校生通信教育の月額料金相場
料金の目安
映像授業型(スタディサプリ)は月額2,178円、タブレット学習型(進研ゼミ高校講座)は月額9,980円~10,980円、ハイレベル型(Z会)は月額5,000円~20,000円、東進在宅受講は講座ごとに受講料が異なる仕組みです。
予備校との費用比較
大手予備校は年間80万~150万円が相場。通信教育なら年間3万円~25万円程度に収まります。浮いた費用で市販の参考書や、必要に応じて個別指導を追加することも可能です。
よくある質問(Q&A)
Q1. 通信教育だけで難関大学に合格できますか?
A. 可能ですが、自己管理能力が前提です。Z会やスタディサプリだけで東大・京大に合格した例は毎年多数あります。ただし「自分で計画を立てて実行する」「分からない部分を自分で調べる」という力が必要です。
Q2. 予備校と通信教育、どっちがいいですか?
A. 自走できるタイプなら通信教育、周りの刺激やライバルがいないとやる気が出ないタイプなら予備校がおすすめ。自分の性格と向き合って選びましょう。併用という選択肢もあります。
Q3. 質問対応はしてもらえますか?
A. 多くの通信教育で質問対応があります。スタディサプリは教科質問制度、Z会はAI添削や電話サポート、進研ゼミはチャット質問など。ただし対応スピードは予備校より遅い場合が多いので、自分で調べる力も必要です。
Q4. 共通テスト対策はどうすれば?
A. 主要な通信教育は共通テスト対策コースがあります。特にスタディサプリの共通テスト対策講座は網羅性が高く、過去問演習も充実。高3の4月から本格スタートがおすすめです。
Q5. 小論文・面接対策はできますか?
A. Z会やスタディサプリでは小論文対策講座を提供。面接対策は個別指導型のサービスを追加するか、学校の進路指導を活用するのが一般的です。推薦・総合型選抜狙いなら、専用の添削サービスを併用すると心強いです。

主要な高校生向け通信教育サービス比較
進研ゼミ高校講座
高校生通信教育の定番。大学受験対策と定期テスト対策を両立できるバランスの良さが特徴です。月額9,980円~10,980円で、国公立・私立・難関大学向けのコース展開が充実。地方国公立~MARCHレベル志望におすすめです。
Z会高校生コース
難関大学志望向けのハイレベル通信教育。添削指導のクオリティはトップクラスで、東大・京大対策の専用コースも。月額5,000円~20,000円程度で、難関国公立・医学部志望の高校生から絶大な支持を得ています。
スタディサプリ高校講座
月額2,178円で全教科見放題の超コスパ系。プロ講師の映像授業が豊富で、志望校別対策講座も充実。基礎から応用まで網羅していて、受験対策の主力教材として使う高校生も多いです。
東進ハイスクール在宅受講コース
東進ハイスクール系列の在宅学習版。有名講師の映像授業が受講でき、講座ごとの受講料制。志望校別対策と過去問演習のクオリティが高く、難関大志望者に人気です。
学研プライムゼミ
駿台カリスマ講師による映像授業が特徴。月額料金制ではなく、講座ごとの受講料制。特定科目を強化したい高校生に人気で、質の高い授業が受けられます。
高校生が通信教育で成果を出すための3つの鉄則
1. 志望校を早めに決める
高1・高2の早いうちに志望校を決めることが、通信教育成功の第一歩。ゴールが明確になると、何を勉強すべきかが見えてきて、モチベーションも維持しやすくなります。
2. 自己分析を定期的に行う
模試の結果を見て、自分の強み・弱みを把握する習慣をつけましょう。通信教育の利点は、自分のペースで弱点補強ができること。自己分析ができないと、この利点を活かせません。
3. 高3の夏までに全範囲一周
大学受験では、高3の夏までに志望校で必要な全範囲を一周することが王道のスケジュール。それ以降は過去問演習と弱点補強の時期。通信教育の計画も、このゴールから逆算して組み立てましょう。
元塾講師としての正直な感想
高校生の時期は、一生の中でも特に勉強に集中できる貴重な期間です。通信教育の最大の魅力は、自分のペースで自分に必要な勉強ができること。予備校のカリキュラムに縛られず、自分の弱点を自分で潰していける自由度は、やる気のある高校生にとっては大きな武器になります。
ただし、自由度の高さは諸刃の剣。自分で管理できないと、ただダラダラ時間だけが過ぎていくリスクもあります。最初の1ヶ月で「自分は通信教育で回せるタイプか」を見極めて、難しそうなら予備校に切り替える柔軟性も持っておきましょう。
大学受験は人生の大きな分岐点です。通信教育をうまく活用して、志望校合格を勝ち取ってください。
参考:大学入試センター
参考:ベネッセ「大学受験情報」
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